テキストサイズ

この手を離さないで

第10章 第十章 合コン


車に乗って綾香ちゃんの所に戻ると、なんか騒がしい事になっていた。



何て言うか…。

絡まれてんだろーな。アレ。




綾香ちゃんの回りに大学生ぐらいの男が3人いて、彼女に話しかけているのがミラー越しに見えた。


まったく、若い奴は盛ってんなー




さてと、





車から降りて男達の真後ろに立つ

綾香ちゃんはずっと下を向いていて奴等の後ろにいる俺には気付いてないみたいだな



まったく…。




「綾香。」


俺が名前を呼んだ瞬間、彼女はパッと顔を上げた。



「よ、陽っ…」



…。



っ、いいねー
なんか呼び捨てにされる方が萌えるんだけど(笑)




こんな事、尚人に言ったらまた変態って言われそーだ。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ