テキストサイズ

この手を離さないで

第11章 第十一章 3年分の思い


「うわっ!」

仕事中、めったに足を踏み外さない俺が危なく落ちそうになった。

「おい、尚大丈夫か?」

おっちゃんが心配して声をかけてくれた

「大丈夫です!ちょっと風に煽られただけですよ。」

にしてもビビった~!(笑)
本当に落ちると思ったし。



ブーブー

こんな時に電話?
柚希の奴もう着いたのか?


気になって1回地面に降りて、携帯を確認する事にした。



着信 陽


…?
なんでこんな時間に陽が電話してくんだ?




ストーリーメニュー

TOPTOPへ