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この手を離さないで

第4章 第四章 約束

俺はベンチに座ると、ポケットから煙草を取り出して一服した。



ふぅー




ただ昨日偶然会った女を待ってるなんて、普段の俺からは考えらんねーな


ったく…。
ほんとにまた会いたいって思った訳じゃねぇはずなのに何で待ってんだろ










ーアイツに今日あったことを聞かせる為?



いや、違う。





ー昨日来るみたいな約束をしたから?




違う…。





ジャリっ



後ろから足音が聞こえ振り返るとそこには









渚がいた。



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