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この手を離さないで

第2章 第二章 出会い


『じゃ、せめて名前ぐらい教えて』





彼女は少し迷った後、小さな声で言った


「…渚」



『渚ちゃんね
明日もここ来るの?』



「たぶん」



『ふーん
あのさ、俺もまた来てもいいかな?』

マジ俺何言ってんだろ…。


「好きにしたらいいんじゃない
じゃ、私仕事だから」


彼女はそのまま街の中に行ってしまった




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