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優しくしないで

第10章 友情の取りこぼし



ピンポーン…



重い…体が…




昨日、嫌な夢を見た。


太一が…死んじゃう夢…




嫌な夢だった…







ピンポーン…











コンコン


『お姉ちゃん…杉本さんって人が来てるけど』



愛美の声で…薄っすら目を開ける


視界に…昨日着ていた浴衣の袖が入ってきた












夢!!!!じゃ





ない……・・・ 






夢じゃ!!!





私は、急いで起き上がると…



玄関まで走った!





剣!剣!!!



『剣!!太一は!!!!』




玄関を勢いよく開けると

少し疲れている顔の剣が、ビックリしていた。





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