優しくしないで
第12章 青空に…煙り
夢に…
太一が出てきた…
笑ってた…笑っ…
私は泣いていた…
愛してる…ごめんなさい…
泣きながら…
愛と謝罪を繰り返し叫ぶ…
太一は…笑ってた…
「知ってる」
って…
愛してる…愛している…
もう…
誰も好きにならない…
もう…
誰も愛さない…
もう…
誰にも抱かれない…
もう…逃げない…
この罪からは…逃げない…
太一…
愛している…ごめんなさい
ごめんなさい…愛している
「ばーか…」
太一は…困った顔をして…
消えた…
ごめんなさい…
愛している
「俺も…ごめん、愛している」