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優しくしないで

第6章 花火を…君と…

知らない男に…




陸上を辞め…長くなった



髪を触らせている…








長くなる度に…




あの
走る姿が消えそうになる…








ああ…留美…






お前が…


『優しくしないで』


って言ったんだぜ…?







なのに…



今のお前は…



優しさに
包まれてるじゃないか












俺は、美容室の前から…




ゆっくり離れた





ポケットからスマホを取り出し…




静にメールを送った







その後…



留美にもメールを送った…





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