優しくしないで
第7章 残酷な呪文
太一から…
メールが来ていた
【留美へ
何も考えず、
花火をお前と見たかった】
花火大会が二日後にある
太一は…
私と花火を見たいって事かな?
胸がトクンと跳ねた
――――――…
二日後、私は浴衣を着て
会う約束をしていない太一を待つ
偶然…会える気がした。
見えない繋がりを期待したかった。
花火大会の狼煙が上がり
花火は次々と打ち上げられて
夜空に大輪の花を咲かせた
花火…
太一と一緒に見たいな
プルル、プルル…
携帯が着信と共に震える
『剣…?』
着信の画面は剣の名前を表示した
ピッ
『もしもし?剣…?』
『・・・・・・・・・』
私は
その場で…
動けなくなった
メールが来ていた
【留美へ
何も考えず、
花火をお前と見たかった】
花火大会が二日後にある
太一は…
私と花火を見たいって事かな?
胸がトクンと跳ねた
――――――…
二日後、私は浴衣を着て
会う約束をしていない太一を待つ
偶然…会える気がした。
見えない繋がりを期待したかった。
花火大会の狼煙が上がり
花火は次々と打ち上げられて
夜空に大輪の花を咲かせた
花火…
太一と一緒に見たいな
プルル、プルル…
携帯が着信と共に震える
『剣…?』
着信の画面は剣の名前を表示した
ピッ
『もしもし?剣…?』
『・・・・・・・・・』
私は
その場で…
動けなくなった