ちょっとしたポエム
第7章 危険 番外編
あれから４年…
私は高校を卒業して大人になった
あいつのことは誰にも話していない
１年前に結婚してこの間、元気な女の子が生まれた
旦那はとてもいい人で私にはぴったりだと思う
今は娘と散歩中
ベビーカーを押して、歩く
向こうから黒い服でフードをかぶった男が歩いてきた
ちょっとあやしい…
そう思い、目を合わせないように下をむく
すれ違うときかすかに聞こえた
さな…
大きくなったな
えっ…
私の名前、なんで知ってるの？
ばっと振り返る
フードをとる男性
っ！
息をのむ
アイツだ
大好きだった隣の家のアイツ
アイツはニコッとはにかみ
幸せになれよっ！
といって去っていった
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える