いつか、届きますように…
第2章 詩「消えないで…」
また同じ夢をみた
君と離ればなれになる夢を
どんなにで伸ばしても
届かなくて
泡になって消えてしまうんだ
いつもそこで目が覚める
その夢が現実になりそうで
君がここにいる事を
居なくなっていないか
幻覚ではないのかと
触っていつも確かめてしまう
心臓は変な音が鳴りっぱなしだ
ほおに触れて
そっと口にキスしてみても
君は「本当にこれでいいのか」と
僕に問いかけている気がして
触れても触れても
確かにそこに居るはずの君が
幻覚のようで 居ない気がして
恐くて怖くてたまらない
嗚呼、神様
僕はずるい奴だ
好きなのに 好きなくせに
恐くて言えなくて
それでも君を繋ぎとめてる
この夢は君から僕への
当て付けだろうか