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いつか、届きますように…

第3章 詩 「夏祭り」

毎年行く夏祭り

でも今年は一味違う

だって好きな人といくから

浴衣着て

おめかしもして

鏡の前で笑顔の練習

楽しみ過ぎて

待ち合わせの場所に

30分も前に行ってしまう

まだかな?

髪型変じゃないかな?

色々考えているうちに

いつもと違う君が来て

私服がかっこ良くて

思わず見とれてしまう

じゃあ行こうかと

私に手を差し伸べてくれる

そんな仕草が

いちいちかっこ良くて

胸がドキドキしてしまう

少し遠慮しながら

手を重ねると

君はギュッと掴んで

歩き出した

かき氷にチョコバナナ

射的に金魚すくい

そしてメインの花火

どんどん上がる花火に

君と居る時間が

少なくなるのを感じる

そんな私に気づいた君は

手をギュッと掴んで

花火が上がると同時に

そっと優しく口付けをする

不安なんか吹き飛んで

幸せな気持ちがこみ上げる

最後の花火が上がる時

君は私をグイッと引き寄せて

優しく包みこむように

抱き締めてくれた

そしてその時に

永遠の愛を誓う…



また来年も2人で来ようね

いつか2人で行った夏祭り

今も君は私と共に…


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