
永遠というウソ
第3章 進級……新クラス
『ゆり、もう大丈夫?』
別れてからもう1ヶ月。
絶望しか感じずただ泣いていた。
涙ってあんなに出るんだ…
って思った。
『おーい、聞いてる?』
この子は何でも話せる親友。
新嶋那晦 <にいじまなつ>
私の今の現状を
知っている唯一の親友。
『あ、ごめん……なに?』
『もう、大丈夫?』
『う、ん…』
まだツラいよ…
前よりは楽になったけど…
『ウソつくな!ツラいでしょ』
『うん、まだツラいです。』
『ゆっくり、癒そうね』
焦らずに。ってはにかんだ那晦に
とても安心感を感じた。
あ、また泣きそう……
『ありがとう。』
『うん。』
