
雨の人
第7章 ヤキモチ
できるだけ穏やかな声で
「仕事なんだろ?出ていいよ」
と、笑顔で伝えた。
ほんとは
めちゃくちゃ
嫌だったけど…
ゆきは
「ごめんなさい」
と小さくつぶやき
電話をつないだ。
携帯を両手で握り
仕事の話に夢中のゆき
いいところだったのにな
アイツ邪魔しやがって…
しばらくして電話を切ったゆきは
申し訳なさそうな顔をしている
「気にしなくていいよ」
と口にした瞬間
また携帯が鳴った
また!アイツか~!!!
と思っていたら
ゆきの親友からだった。
ゆきに、
おめでとうの電話なんだろう。
少し酔ったゆきは
いつも以上にゆっくりと会話し
ニコニコと楽しそうだ。
そんなゆきを、俺は抱きしめ
空いてる方の耳にキスをした。
くすぐったそうに笑いながら
電話 を続けるゆきは
俺にほっぺをふくらませて見せた。
相づちを打っているゆきに
短かいキスをすると
携帯に手をあてて「ダメ」と
小さな声を出した。
ゆきが、悪いんだ。
電話ばっかりするから。
俺は電話のことなど気にせず
今度は長く深いキスをした。
ゆきは、
俺から逃げようとしたけど
離さなかった。
友達から何か言われたのか
ゆきは急に
「な、何でもないの。
うん、ごめん。
またかけるね、じゃあバイバイ」
と言って電話を切ってしまった。
なんだ、つまんない。
もーちょっと、
困らせたかったのにな。
「あきひろくん!」
と、ゆきは
ちょっぴり怒ったような
少し照れたような顔をした。
俺は、何も言わずに
またゆきを抱きしめ髪をなでた。
寂しかったなんて言えないから
誤魔化すように
ゆきにキスをした。
ゆきは、酔っているせいか
いつもより、なにもかも
やわらかい気がした
ゆきの唇も舌も
いつもより熱くて
いつもより柔らかい
ゆっくり味わうように
キスをしたら
ゆきが、小さな声を上げた
俺の脳がとけるような
ゆきの声だった
ゆきの後頭部を手で支え
もっと深く舌を絡めた
なんか
もえる
「仕事なんだろ?出ていいよ」
と、笑顔で伝えた。
ほんとは
めちゃくちゃ
嫌だったけど…
ゆきは
「ごめんなさい」
と小さくつぶやき
電話をつないだ。
携帯を両手で握り
仕事の話に夢中のゆき
いいところだったのにな
アイツ邪魔しやがって…
しばらくして電話を切ったゆきは
申し訳なさそうな顔をしている
「気にしなくていいよ」
と口にした瞬間
また携帯が鳴った
また!アイツか~!!!
と思っていたら
ゆきの親友からだった。
ゆきに、
おめでとうの電話なんだろう。
少し酔ったゆきは
いつも以上にゆっくりと会話し
ニコニコと楽しそうだ。
そんなゆきを、俺は抱きしめ
空いてる方の耳にキスをした。
くすぐったそうに笑いながら
電話 を続けるゆきは
俺にほっぺをふくらませて見せた。
相づちを打っているゆきに
短かいキスをすると
携帯に手をあてて「ダメ」と
小さな声を出した。
ゆきが、悪いんだ。
電話ばっかりするから。
俺は電話のことなど気にせず
今度は長く深いキスをした。
ゆきは、
俺から逃げようとしたけど
離さなかった。
友達から何か言われたのか
ゆきは急に
「な、何でもないの。
うん、ごめん。
またかけるね、じゃあバイバイ」
と言って電話を切ってしまった。
なんだ、つまんない。
もーちょっと、
困らせたかったのにな。
「あきひろくん!」
と、ゆきは
ちょっぴり怒ったような
少し照れたような顔をした。
俺は、何も言わずに
またゆきを抱きしめ髪をなでた。
寂しかったなんて言えないから
誤魔化すように
ゆきにキスをした。
ゆきは、酔っているせいか
いつもより、なにもかも
やわらかい気がした
ゆきの唇も舌も
いつもより熱くて
いつもより柔らかい
ゆっくり味わうように
キスをしたら
ゆきが、小さな声を上げた
俺の脳がとけるような
ゆきの声だった
ゆきの後頭部を手で支え
もっと深く舌を絡めた
なんか
もえる
