
会議室から恋。
第24章 12
部長の後ろについて、部長室に入る。
「いきなりで申し訳ないんだが…。新人の受け入れを頼むよ」
「新人、ですか?」
「杉山さんは、あと一週間ぐらいしかないと思うんだが…加藤さんがパンクしてるからね。加藤さんの助手をね」
「もう、決まってるんですか?」
「ああ。昼から来るけどね」
「英語できる人ですか?」
「ああ。黒田くんが面接終わってるから」
あら。
また、仕事がはやい黒田様。
「今まで、すまなかったね」
部長が頭をさげる。
「何がですか?」
「杉山さんは文句も言わずにずっと一人でやってきてくれたからさ」
「いえ。黒田様には八つ当たりいっぱいしてましたよ」
「そうですか。それでも人員増えなかったということは、よほど期待されてるんだね」
それではよろしく、と部長室を追い出される。
今から新人教育かぁ。
「いきなりで申し訳ないんだが…。新人の受け入れを頼むよ」
「新人、ですか?」
「杉山さんは、あと一週間ぐらいしかないと思うんだが…加藤さんがパンクしてるからね。加藤さんの助手をね」
「もう、決まってるんですか?」
「ああ。昼から来るけどね」
「英語できる人ですか?」
「ああ。黒田くんが面接終わってるから」
あら。
また、仕事がはやい黒田様。
「今まで、すまなかったね」
部長が頭をさげる。
「何がですか?」
「杉山さんは文句も言わずにずっと一人でやってきてくれたからさ」
「いえ。黒田様には八つ当たりいっぱいしてましたよ」
「そうですか。それでも人員増えなかったということは、よほど期待されてるんだね」
それではよろしく、と部長室を追い出される。
今から新人教育かぁ。
