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飴と鞭の使い方

第8章 ゲーム

どれ程この家が広いのか…もはや想像出来ない。

それは目隠しされ、雪那に担がれているため自分で歩けない。という状況だけが理由ではない。

長い廊下や足音の響き方で嫌味な程広いことは分かった。

しかし、そこにエレベーターが加わることで庶民の理解の範疇はあっという間に超えてしまった。

どうなってんだよ!?


と疑問半分、好奇心半分でいっぱいになっていると何の予告なく降ろされ、両手は新たに別のものに拘束された。
金属製なのかズシリと重い。

その代わり両足は解放され自由になった。

どうやら目的地に到着したらしい。

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