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ホストに恋

第23章 23


「タクヤ…お疲れ」

翔太からの電話

「うん、お疲れ様、翔太今店?」

「あぁ、休憩」

「そか、頑張れよ」

「あぁ、あとでオーナーに休み貰わないとな来週の」

「お前が休んだら店大変だろ」

「太一がいれば大丈夫だろ」

「ならいいけど、」

「楽しみだな、タクヤと沖縄とか」

「俺わ社員旅行なの」

「いつか一緒に旅行しよなタクヤ」

「うん」

「あ、戻らなきゃ。ぢゃなタクヤ、愛してる」

切れた

…忙しいやつ







「オーナー、来週3日休みください。」

「どこか行くのか」

「沖縄に」

「姉ちゃんとか」

「いえ…」

「ふ~ん」

「姉ちゃんひとりにしてお前わ、好きなやつと旅行か。」

「………」

「いいご身分やな」

「………」

「いいだろ。その代わり今日、アフターしろ、後で大事な客がくる、頼むぞ」

「………」

「返事わ、」

「…オーナー…」

「返事わ」

「…はい」

オーナーが、ホテルの予約をいれた

「頼むで、しょ~たくん」

肩を叩かれ、部屋を出て行くオーナー

「…クソ…」





翔太わ、その客、レイコをタクシーに乗せホテルに向かう

…タクヤ…


…タクヤ…


…タクヤ


エレベーターで最上階に向かう

部屋に入るとレイコが抱きついてくる

ベッドに連れて行かれる

「瑠衣。いつかこうしたかった。私あなたのためにいくらでも出してあげる。」

「シャワーしてくるね。」


…タクヤ

……タクヤ

………タクヤ


…ピンポーン


部屋のチャイムが鳴る

ガチャ


いきなり手を掴まれ走りだす。
エレベーターに乗せられた

「間に合った。」

「タクヤ…なんで…」

ピシャ…頬に痛みが走った

「太一に電話もらった。お前が女とアフターでホテル行ったって」

「タクヤ…ごめん」

「断れょ…不安になるだろ、お前、俺来なかったら…やってたのか?」

「タクヤ…」

「間違ってるよ、こんなの」

「ごめん。」

「翔太…」ぎゅっ

強く抱きしめる拓哉

ぎゅっ…震えていた

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