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ホストに恋

第26章 26

太一が病院を退院し、自宅療養になる
瀬戸のマンションの隣に引っ越してきた。
「ただいま。」

「お兄ちゃん!!お帰り!!」

瀬戸に抱えられ、ソファーに座る

「はぁ…やっと自由だぁ!!」

太一がソファーに寝転がった

「お兄ちゃん!!行儀悪い!!」

太一が起き上がり…申し訳なさそうに座り直す

それを見た瀬戸が笑った

「太一…疲れたろ…少し休めよ。俺、親父に呼ばれてっからさ、帰ったら来るからよ」
「わかった。待ってるね勇作。」

瀬戸が出て行くと

由佳が…

「お兄ちゃん…お帰り。良かった無事に帰ってこれて。」

「うん。心配かけてごめんなぁ。母さんどう?」

「うん。凄く元気にしてる。これから行ってくるからお兄ちゃんわ休んでて。」

「あぁ、風呂入ったら休むから。」

しばらくすると由佳が母親の病院に行った
広い部屋に一人になり…太一わ風呂を貯め…ゆっくり入った

風呂の鏡に体が写る……
傷を…ゆっくりなぞる……目を閉じると…あの出来事が脳裏に浮かぶ………震えが止まらない……

…あの日以来…誰にも見せていない…体…傷……

勇作に…見せたく…ない

しばらく…両手で顔を覆い…声をあげ泣いた…

脱力した太一がベッドに横になり眠りについた

目が覚めた時、由佳がご飯を用意していた
リビングに行くと太一わ冷蔵庫から水を持ち出し…一気に飲み干した

「お兄ちゃん…大丈夫?ご飯食べれる?」

「うん。食うよ」

…ピンポーン

「はい」

「俺~。」

「勇作。」

「ただいま太一!」

瀬戸が太一を抱きしめる

飯を食べ終わると
瀬戸が太一を自分の 部屋に誘う

久しぶりの瀬戸の部屋………

「太一…」

瀬戸が上半身裸になり太一をベッドに押し倒した

「太一…いいか?」

首を縦に振る

瀬戸が太一を抱きしめ…服を脱がし始めた
「勇作…電気消して…お願い…」

「やだ…久しぶりなんだ…全部みながらする…」

瀬戸が服を無理矢理脱がそうとする手を掴み

「消して…!!」

叫ぶ太一…

「太一…?どした?」

涙を流す太一…

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