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ホストに恋

第32章 32


「翔太さん…腹減った…何か食わして…」

「雅哉、おかえりー…どした?顔色悪いな!!」

「めちゃくちゃな患者がいてさ…俺ばっか呼ぶんだよ!!今日なんか昼も食えなくてさ、」

カウンターに伏せる雅哉

「イラッシャイ…」

雅哉が顔を上げるとあの時の外国人がいた

「あ!!あの時の!!」

「やっぱりサムのことだったのか!!」

「翔太さん、この人誰?」

「サム、二週間前から働いてもらってんだ!!」

「そうだったんだ!!よろしくサム!!俺雅哉!!隣で翔太さんと暮らしてるんだ。」

「サムデス!!マサヤヨロシク!!ショウタ…ノ…カレ!!」

「違うよ、サム!!雅哉のお兄さんの彼が翔太だよ!!」

太一が入ってきた

「オォ!!オニイサン!!」

「そう言うこと。」

「ショウタも…ゲイ」

「まぁなw」

「楽しいねここわ!!」

雅哉がつぶやく

「疲れてるとこわりぃけど、拓哉がお前つれてこいってさ!!」

「兄貴が?わかった、夜一緒いくょ!!俺少し寝るね!!行く時起こして!!」

「おぉ」





店を太一に任せ、拓哉の施設に向かう


「拓哉!!雅哉連れてきたぜ!!それと弁当!!」

「雅哉、病院どう?忙しい?」

「うん、研修医わ、辛いよ。」

「翔太さん、いただきます、」

弁当を食べ出す拓哉

「兄貴。何か話しあった?」

はしを置く拓哉

「翔太さん…少し外してくれるかな…」

「あ…あぁ…わかった…」

部屋から出て行く翔太

「兄貴?」


「雅哉……何か隠してる?」

「え?」

「翔太さんのこと…」

「兄貴…どうしたの?」

「どうして、俺と翔太さんが同じ指輪してるの?」

「え?」

雅哉わ、翔太に絶対に話すなって、口止めされていた。

「翔太さんわ、雅哉の友達なんだよな。指輪ずっとしてるし、何かおかしいよね」

「ん、何でかな、俺にもわかんないよ。」

「そう…」

「直接聞いてみたらいいぢゃん!!」

「いいんだ…………雅哉なら何か知ってるのかなって思っただけだから。」

お弁当を食べ始める。

「翔太さん呼んでいいよ」

翔太が入ってくる

「翔太さん、ご馳走さま」

笑顔の拓哉が痛々しく思えた。

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