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ホストに恋

第15章 15


…コンコン

「はい。」

「タクヤ…」

「瑠衣!!おはよー」

「入ってもいい?」

「もう入ってんぢゃんW」

「病院食まずいだろ?弁当作ってきたんだけど…食うか?」

「瑠衣が作ったの?」
「いや…姉ちゃん…W」
弁当を開ける

「うまそっ!!」

「食えよ。」

フォークを差し出す…そんな瑠衣の腕から…アザが見える

思わず…フォークを取らず腕をとり服をまくり上げた

「瑠衣…これ…」

「ん…なかなか消えなくて…さ」

「…ごめん」

「タクヤが謝ることないよ!!俺がタクヤにした、つけがまわっただけ…」
「瀬戸のやつ…」

「顔ぢゃないから助かってる。」

「見せて…」

「ん!?」

「服…脱いで」

「…え!?っ…っちょ…」

拓哉が瑠衣を引っ張りシャツをめくった

「ひどい……」

「タクヤ……っ…もう大丈夫だから…離せって!!」

「下わ?大丈夫なのかよ」

ベルトを外し無理な体制でズボンを下げパンツも下げた

「…っ……瑠衣…これ…」

「パンツに血ついてだろ…医者行ったか?」

首を横に振る

ズボンとパンツをはかせ腕を離す

ナースコールを押す

「お願いします」

しばらくすると看護士が来た

「どうかしましたか?」

「診察大丈夫ですか?コイツ、尻避けてるみたいで、血止まらないみたいで。」

「わかりました。」

「予約取りますね。四階に行ってください」

「タクヤ…恥ずいだろ」
「病気なるよりいいだろ?W」

「そう、だけど」

「一緒に行ってやるから!!」

二人で四階に向かう

診察わすぐに始まり…しばらく待ってると 瑠衣が出てくる

「切れてたみたい……」

「だろうな…」

「縫うんだって…これから…」

「はぁ!?そんなひどいの!?」

「縫わないとダメみたいなんだって、やだな…怖ぇ…」

「なんでそんな…いったい瀬戸に何されたんだ…」

瑠衣が…突然震え出した。

「瑠衣…!?」

「思い出すんだ………夜…一人になると…あの日の悪夢が…俺に群がる男たちが……俺の身体を……」

泣き出す瑠衣…

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