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ホストに恋

第16章 16


「タクヤ。おはよ」

「おはよ」

瑠衣が入ってくる

「タクヤ…姉ちゃんから弁当差し入れ…!!」

「お…らっきぃ」

「食おうぜ!!」

「ん、食う食う」

たわいもない話しで盛り上がる。

…コンコン

医者が入ってくる。

「池田さん、退院ですよ!!」

「本当に?やった!!」

二日後退院した拓哉。

自宅に戻る。

会社わ、一週間休むことにした。

…携帯が鳴る

瀬戸だ…

「拓哉。退院したなら言えよ!!」

「……」

「悪かったよ…瑠衣にあんなことしたこと謝るよ!!!

「……」

「拓哉…なぁ…許してくれよ…」

「………」

「拓哉……」

「もう、瑠衣にわ、会わないでな。」

「…会っても何もしないよ」

「会わないで!!」

「わかったよ…」

切った


眠気が襲い、深い眠りについた。





「ん…朝?」


かなり寝た。


携帯を見ると朝10時だった。

お見舞いにでも行ってやるか。

出掛けようとしたら…
…ピンポーン

「はい。」

「わた…し」

ガチャ

開けるとマサミが立っていた

「タク…」

「マサミ?」

…抱きついてきた。

「どした?」

「わたし…タクと、別れるなんて…イヤだよ…タクと一緒にいたい。タク…まだ、わたしのこと好き?」

「……」

言葉に詰まる

「タク…?」

「………」

どうした?俺?

返事しろよ!!マサミが好きだって、待ってたって!

「タク…?」

「………」

「もう…わたしのこと、嫌い?」

!好きだよ!

何だこれ…

口が動かない…………

「タク………」


「帰る…わかった。何も言わないってことわ、もう好きぢゃないんだね。」

…マサミ!!

…ガチャ

…ドアが閉まる

「はぁ…なんで俺…何も言わねーんだよ」
なんで…玄関に座りこみ頭を抱える拓哉

…マサミ…ごめんな

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