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ロイヤル&スレイヴ!

第3章 2,学園生活スタート。

「じゃあ、斎宮さん。保健委員よろしくね」

「は、はい!」

いいんちょ、俺もやるんだけど。と猛くんがさりげなくアピールして見せるけど、

新島さんは一瞥だけでスルー。

あ、あれ。

私と目を合わせてくれたときはすごく優しい感じだったのに、

今度はなんだかさっぱり風味?





なにはともあれ。

私は猛くんのおかげで新しい学校でも保健委員をつとめることに。

ちなみに委員会を決めた後は
猛くんはいつものように居眠りで過ごしてました。

猛くんの機転にお礼を言いたかったのだけど、

あまりに気持ちよさそうにすやすやと眠るから

寝顔を見守るにとどめることに。






そしてそして。

ロングホームルームが終わった後、楯無先生にちょっと呼ばれて、えらく心配をされてしまった。

冷静というか落ち着いた大人のイメージがあった楯無先生だったんだけど、

「保健委員やってくなかで、身の危険とか感じたら、仕事とか全部番谷に押し付けていいから」

すごく真剣な顔つきで何回も「大丈夫か?」と心配してくれるので

先生というかお父さんみたいだな

なんてあつかましい事を考えてしまった。



それにしても

滝くんも猛くんもそして先生までも、
どうしてそんなに「保健委員」に対して過剰な反応を見せるんだろう。


一旦は考えることをやめていたけれど、

楯無先生まで心配するので、やっぱり気になってしまう。

そんなに激務な委員会なのかなぁ。



ううん。

激務だろうが、お化けが出てこようが。

せっかくの委員会活動、がんばらなくちゃ。

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