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君が好き

第2章 話したい事

ある日の楽屋。


翔「おはよう、智君」

大「おはよう、翔君」


二人になれた。

・・・今日こそは・・・

そう思いながら、翔君の後ろ姿をしばらく見つめていた。


翔「ねぇ、智君。もしかして、俺に何か話したい事があるんじゃない?」

大「えっ?…あの…」

翔「あるんだ…実は俺も智君に話したい事があるんだ。ニノやまさきがいて、言い出せなくて…」

大「何?話って」

翔「実はね…俺…」


ガチャ!!

二「あっ、リーダーだ!!ただいま、終わったよ~!」


思いっきり抱きついてくる。
翔君に見せつけるかのように。


大「バカッ!やめろって」


翔君の前ではやめてほしい。
・・・って翔君?
どうしてそんな悲しい目するの?


二「何を話してたんですか?二人共、真剣な顔してましたよ」


俺に抱きついたまま、少し冷たい目で翔君を見るニノ。


ガチャ!!

相「あっ翔ちゃ~ん、ただいま!」


こっちはこっちで、べったりくっついている。


大「あっ…ねぇ翔君、ところで話って何?」


今聞くタイミングじゃないとは思ったけと、気になった。

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