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この前、人を拾いました

第34章 ④―1 イチゴノイローゼと襲撃

白石社長から届いたイチゴは本当にものスゴい量で、毎日必要以上に食べても全くなくならなかった。

それでも、痛む前に食べなきゃと必死で食べている横で、
「飽きた!!!」と言って全くそれに協力しないレイのせいでますますイチゴは減らない。

全く、誰のせいで。。

と涙目になるが、元はと言えば私がレイに記憶を視てもらってあわよくば……なんて意地汚いことを考えたからいけないのであって、何もいう事が出来なかった。



あぁ、また帰ったらイチゴ地獄が待っていると思うと…



大好きだったはずのイチゴに少しノイローゼ気味になりながら、私は自分の席に座った。



「ですから、名前を言って頂かないと……。」

「だから覚えてないって言ってるでしょ!?まいとかゆみとかそんな名前よ!!!!」

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