この前、人を拾いました
第86章 ⑧ー6 未来永劫の罠!?
「わあ…」
空には、何発も綺麗な花火があがってて、魅入られた。
オーストラリアでも、こんなにきれいな花火あげるんだー…
ん?っていうか、こんな深夜に??
「どう?」
首を傾げながら、少し私の様子を伺うような表情をしてきたレイのことを、私は見つめた。
なんか、水面下でレイにコアラみたいな抱き付いてるのが恥ずかしくなったけど、レイの顔があまりに真剣でそんなこと考えてる余裕はなくなっていた。
「どうって……キレイ…だなぁって…」
「嬉しい?」
「……え?」
光の反射でレイの顔が輝いて見えた。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える