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この前、人を拾いました

第9章 ①―8 そして何も言わずに

「どういうこと・・・?」


私は訳が分からずにそういうと、レイはいつもと変わず、余裕の表情だった。


またか・・・


期待しちゃったよ。


そう思っていると、レイは私を勢いよく押し倒した。


「え?」



にこっと笑って私に覆いかぶさるレイ。


キレイな髪が私の頬をくすぐる。



「そうやってまた、ふざけて・・・」


私はまた目に涙をためた。

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