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エンドレス

第21章 回想 -告白-

久美は、やっと呼吸が整ってきたが、まだ興奮が治まらなかった。
経験した事のない、快感だった。
性の悦びを知ってしまった。

雑誌や、周りの友達との猥談で、知識としては知ってはいたが、こんなにも凄い衝撃だとは思わなかった。

いつか好きになった男性から与えてもらうものだと思っていたが、年下の同性から与えられてしまった。

優しくキスしてくれている薫が愛しかった。

「かおちゃん・・わたし・・変じゃなかった?・・恥ずかしい・・・」

「くみネェ綺麗だった・・」

「かおちゃんは・・そのぉ・・」

「ん?なあに?」

「かおちゃんは・・・あるの?」

「え?何が?」

「そのぉ・・最期まで・・」

「ああ!・・無いよ・・やっぱ怖いし・・」

「・・そうなんだ・・・」

「気持ち良かった?どんな感じ?」

「なんかねぇ・・すごいの・・・」

「体・・ピクピクしてたもんね・・・」

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