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エンドレス

第29章 オーラルセックス

月曜、火曜と、時間さえできれば肌を合わせた。

ベッドで、リビングで、お風呂場で、所かまわずセックスした。

久美の夫が出張から帰ってきてしまうとこの素敵な時間が終わってしまう。
まったく会えなくなるわけではないが、朝から晩までとはいかなくなる。
そんな気持ちがふたりをセックスにのめり込ませていた。

生理前ということも少し影響していた。

久美はここ1年くらいの間に、何故か生理前はムラムラとした気持ちが強く現れるようになった。
性欲が高ぶるのである。

生理前は決まって、憂鬱な気持ちとムラムラとした気持ちが同居した不安定な気分に包まれるようになった。

水曜日の午後。

久美は台所で食器を洗い、薫はリビングで床に座って洗濯物をたたんでいた。

久美は食器を片付け終えると、リビングの薫を後ろから抱き締めた。

「キャッ?・・もうくみネェったらビックリするじゃない!」

「もう終る?」

「うん。あと少しだよ。」

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