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エンドレス

第11章 二人での生活

朝食を済ませ、久美がベランダで洗濯物を干していると、後ろから薫がいろいろと邪魔をしてくる。

抱きついてきたり、胸を揉んできたり、耳に息を吹きかけてきたり・・・

いくら周りに高い建物が無くて、両隣のベランダの間にはプライバシー用のボードが有るから見えないようになっているといっても、ベランダはまずい。
隣からは少し顔を出せば、ベランダ内は見えてしまう。

「ちょっ・・ちょっと、ダァ~メ」

昔からこんなイタズラが、薫は大好きだった。
変わらない。

不意に、久美の背中に薫がピタリと身体を付け、お尻を撫で廻してきた。

「奥さん・・このお尻、めちゃくちゃにしたいよ」

薫は、わざわざ口元を耳に近付けて声を低くしてつぶやいた。
久美は、笑いをこらえながらつき合ってあげた。

「ここじゃイヤん・・・キッチンで好きにしてぇ~」

「エッチな奥さんだ。さぁこっちへ来なさい。」

調子にのった薫に、久美は手を引かれキッチンへと連れていかれた。

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