テキストサイズ

高校1年生

第24章 24





「結花…悪かったな…本当に…ごめん。」

「ううん。お父さんの、せいじゃないっ…」



全て私のせいなのだ。

お父さんやお母さんのせいではない。




「家に…帰ってきてくれたのか??」


お父さんの声は少し震えていた。


「…違う……今日は…お母さんにプレゼントを…」

「お母さんにか??」

「うん。お母さん、近いでしょ??誕生日。」

「ちゃんと覚えていてくれたのか。」

「当たり前じゃん。」



忘れられるわけがない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ