無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

教会の十字架の眩い光に思わず手を翳して目を瞑る。



全てが白で統一されたその教会の周りはグリーンで覆われてて。

その周りは海のブルーで囲まれつつ、空の蒼で守られて。

教会の周りを海鳥達が仲間達と心地よいハーモニーを奏でながら鳴いて優雅に飛んでる。



どこかで見た事あるけど思い出せない‥。

昨日もこの海に来たのに全く気付かなかった。




教会の入り口に着いた途端、前を歩いてた猛司がくるりと後ろを向いて



「じゃぁ、ここからは【夢の国】どうぞご堪能くださいませ？」



ふわりと優しい笑みを浮かべて教会のドアに手を掛け






ｶﾞﾁｬ――






「わぁー‥・・」