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「そうなんですか‥」


それで何も言わずに出掛けて行ってたんだ‥。



私のために・‥。



仕事から帰ってすぐ出掛けて行っちゃう事もあったり。

休日でゆっくり寝れるのに朝、電話で出掛けて行っちゃったり。

コソコソ電話で話してたり。



あれらは全てが私のために‥。




“世界で１番幸せな女に”




バカ猛司。


そんな事



猛司と出逢えた時から、私は既に世界で１番幸せな女なのに‥。




猛司の気持ちが凄く嬉しくて、胸が温かくなって。


鏡に映る自分を見てる視界がゆらゆらと揺れる。