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Pour mon cher -笑顔の先に-

第3章 愛×愛

自分が呼び出した癖にちゃっかり俺に驕らせて



「ご馳走様ー♪」



ニカッて笑う顔を踏み潰してやろうかと思う気持ちをグッと我慢して。




「どこの店なんだよ」


「あっちー♪」


「あっ!!おま・・っ離せコラっ!!」




俺の腕に絡めてくる腕を振り払おうとするけど両腕でしっかり掴まられて、まるで捕獲状態の俺。




「いいじゃーん。一緒にお風呂入った仲じゃん♪」


「・・・それ以上言ったら殴るぞ」


「はぁーい♪」




半分引き摺られる形になりながら、俺は連れていかれるがまま街へ歩き始めた。







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