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幼なじみ

第1章 私達の関係

『あの頃は…なんか…変な噂とか…』


「そーだっけ?」


『私と寺島が付き合ってる…とかね…』


「あー…そんなわけねぇのにな」


『だ、だよね!私と寺島が…ね』


自分でもなに言ってるかわからなかった


「ただの幼なじみ…だもんな」


そっか…そうだよね…
寺島の中で私は幼なじみだもんね…


『幼なじみだね…』


「…なぁケー番教えてよ」


『え…?』


いきなり言われて私の頭は回らなかった


「ケー番」


『あ、う、うん…』


私は携帯を取り出して寺島と携帯番号を交換した

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