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月の綺麗な夜に

第10章 三日月の夜

「月が綺麗ですね。

夏目漱石なんでしょ?」




“ふん。どうだ!この野郎”的な目線を流星に送る。




すると、流星は少し目を大きくして




「おっ!凄い。大正解!」



パチパチパチッと拍手をして驚いて。




「じゃぁ‥俺の気持ちもバレバレかぁー」




今更ながら、照れたように顔をくしゃっとして笑う流星にドキンと心が弾む。





“俺の気持ち”



それって‥つまり‥







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