月の綺麗な夜に
第4章 満月と月と星
完全ぽっかーん顔の私に一切気付かず夢中で星に指差して必死に教えてくれてる流星を横から見つめる。
何て言うんだろう。
‥そう。あれだ。
子供がお母さんに向かって必死に戦隊物のキャラを教えてるような感じ。
子供は必死で親ぽっかーん。
その温度差と今きっと一緒だろうな。
なんて思いながら、それでも気付かず一生懸命説明をしてくれる流星を見てると、彼は気付いたのか
「‥もしかして、分かってない?」
「その、もしかしてですね。
全く何を言ってるのか呪文にしか聞こえない状態です。今」
両手を広げて肩を竦めると、流星は私の真横まで歩み寄って顔と顔を近付けるように屈んで
「じゃぁ、良く見ててよ?」
私の方を向いてニッコリ笑った。
何て言うんだろう。
‥そう。あれだ。
子供がお母さんに向かって必死に戦隊物のキャラを教えてるような感じ。
子供は必死で親ぽっかーん。
その温度差と今きっと一緒だろうな。
なんて思いながら、それでも気付かず一生懸命説明をしてくれる流星を見てると、彼は気付いたのか
「‥もしかして、分かってない?」
「その、もしかしてですね。
全く何を言ってるのか呪文にしか聞こえない状態です。今」
両手を広げて肩を竦めると、流星は私の真横まで歩み寄って顔と顔を近付けるように屈んで
「じゃぁ、良く見ててよ?」
私の方を向いてニッコリ笑った。
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