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占いの館【YES∞NO】

第7章 本能的縦列


デスクに皆さんのお茶を運び…


給湯室で一息つく…



『はぁ…』


この仕打ちを、男性社員は…見て見ぬふりをしていた…

神田さんが怖いのだ…



『何、休んでるの?』


背後の声にビクッとなる!!!



『あ…神田さん…すみません…』



私は、神田さんに会釈をし顔を上げた…



…神田さんの私を睨む顔が…


怖い…



何故…そんなに私を憎むのか…


二年目でも…解らない…





その後も、私は一日


女子社員全員の奴隷のように使われた…

ランチすら…まともに食べられず、人目のつかないトイレで食べた…



ここなら…


泣いていても誰も何も言わない…




悔しかった…憎かった…






でも……






辞める事は…出来ない…







やっと就職出来たのだ…





多少の嫌がらせは…




覚悟の上…








でも、涙が止まらない…




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