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占いの館【YES∞NO】

第10章 病める時も健やかなる時も



―――――――――…


―――――――…



――――…




――…




『う…ぅ…』





「おはよう…和江…」







ん…あ……私は……




何だか…寒い……






声が…する…



私はゆっくり目を開ける…





しかし…回りは真っ暗闇で…





ん……体が…動かない!!!




「目が覚めた?」



後ろから……アダムの…声が聞こえる…





『…アダム?

ここは?体が…動かない…』




「フフフ…動くわけないじゃん…」





ゾクっとした……




冷たい言い方だったのもあるけど…



腕、足…繋がっているのか…



ガシャ!ガシャ!!!と…


動かせない!!!





『ちょっと!!!何なの?離して!!!』




私は…焦り…手足に力を入れる…




大の字に縛られている……



しかも……全裸……!!!





『……裸?…やだ!!!何?』






「ギャーギャーうるさい女だな…」




『なっ!!!……』



アダムの冷たい言い方に……



焦りが……恐怖になる…




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