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占いの館【YES∞NO】

第10章 病める時も健やかなる時も

「…進〜俺達はど〜したらいい?」



アダムのけだるい声に…


眼球をなめ回す舌が止まり…


離れる……



『…進…ごめんなさい…』



私は、こんな状況が堪えられなくて…謝った…



が―――――――――――

グイ!!!!

進は…私の口を乱暴に掴むと…口をタコ口にする!!!


『ガゎ!!!ンンン!!!』


「おい!!!適当に謝ってんじゃねーよ!!!」



ビクッ!!!進の目が――――



怖い…



「和江〜?…
俺は、和江に謝って欲しい訳じゃないんだよ…」



『…じゃぁ…なんなの…』


私の声は…震えていた…






クスクスとアダムとイブは私を見て笑う…




「俺は…和江の


醜く…歪んだ顔が……見たいだけだよ…」




ニヤっと笑う顔は……



優しさも…冷たさも…含んだ……怪しい笑顔…







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