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生きたいです

第2章  学校


 私の席は一番後ろの窓側の席。
 
 隣が達哉で前が寛也。

 私は席を立ちクラスをでようとしたとき─。

 「あれ? どこ行くの? サボリ?」

 女子に囲まれながら寛也がいった。

 「図書室。授業なんて聞くだけ無駄」

 「さっすが学年主席」

 と笑いながら達哉が言ってくる。

 私はその言葉を無視して三階にある図書室に向かった。

 

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