テキストサイズ

ずっと好き

第5章 別れと始まり

3日後(明々後日)の朝、日曜日だった



今日からお父さんとお母さんが鹿児島に行く…



なんだかんだでも、寂しいな…



「優、服とか必要な物持ったー?また家具とか色々届くと思うよ〜」



お母さんの声が、もうほぼ何も残っていないこのマンションの家に響き渡る



「持ったよ〜何時に家でる?」



「もうでるよ、お父さんに優の荷物を積んでもらおっか」



「はーい、お父さーん」


外で車を出そうとしてるお父さんに2階から声をかけた




あ、そっか、この家とももう…お別れなんだ





私はそう思って、玄関を振り返った



今までー…本当にありがとう。元気でねー…




そう目を瞑って心で唱えながらーーー…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ