テキストサイズ

好意室

第1章 第1室




「…て、ことで、今から君を押し倒すよ。いい?」



「押し倒す?」



「さすがに『初めて』だと、わからないか。」



こいつはさっきから『初めて』ばっかり、何を言ってるんだ。



「まぁ、どうせ今から、わかるよ。」



そう言うと同時に悠斗の顔があたしの顔と重なった。


その時、あたしは初めて理解した。


悠斗にキスされたんだということを。


「んっ。」



もちろん、キスなんて初めてのあたし。


どんどん、激しくなるキスに抵抗も対処もできなくて…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ