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ノロイノウラサイト

第8章 サイゴノコロシ

裕太の家についた。

ガチャン

みらい「お母さんいるの?」


裕太「ああ、今日休みだから!」


鍵を閉め、靴を脱ぐ。


裕太「母ちゃん!居るか!?」



二人で探し回るが、いない。



私は、なんか暖かいものを踏んだ。



みらい「ひっ!」



裕太「どうした!?」



みらい「ゆっ裕太の…お母さんが…!!」



裕太は、台所へ向かう。

裕太「母ちゃん…!?母ちゃん!!」



裕太の母さんは、血まみれになって倒れていた。


みらい「うっうそ…」




裕太「これも…勇気が…?」



みらい「たっ多分…」



裕太は、手で涙を拭いて、



裕太「逃げるぞ!!」



ドンドンガシャガシャ



鍵を開けようとする、音が聞こえる。
もう、勇気は来ているのだ。




裕太「こっちから出られっから!」



私を押す。



みらい「なんで!?裕太は!?」



裕太「俺は、家に残る。ここは、俺の家だからな!」


裕太は、微笑みながら私の頭をなでる。



みらい「ゆ…裕太…」



私は、涙を流す。



裕太「ほら!」



ドン!




私は、無理矢理外に出された。



裕太「あっちに真っ直ぐ行け!商店街に続いてるから!」


私は、泣く。




裕太「お前のこと、愛してる。」




ニコッと笑うと、ドアを閉め、鍵も閉めた。




みらい「ゆ…裕太…裕太…ぐすっぐすっ…」




涙を流しながら、私は、言われた通りに商店街へ向かう。




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