
刻々と…
第2章 歯車
弥生の唇にマスターの唇が重なる
ついばむように
形を確かめるように
チュ…
マスターの舌が弥生の唇を這う
ピチャ…チュ…ピチャ…
唾液の水音が唇の上に響く
チュル…チュ…
弥生の口の中に舌が入ってくる
「…ん、やぁ…んん…ぁ…」
チュ…ピチャ…
絡みつく舌に弥生の頭は限界を超えた
弥生は尻餅を着いてしまった
マスターがしゃがみ込み
逃がすまいと唇を重ねてくる
「マスター…だめ…ほんとにだめ…んっ…」
「弥生ちゃん…舌出して…」
チュ…チュグ…チュ…ピチャ
舌を出してしまった
受け入れてしまった
絡み合う舌と舌はより一層音を立てた
(だめ…溶けちゃう…こんなキス知らない…)
マスターの手が弥生の服を器用に剥いでいく
「…いゃ…いゃぁ…」
弥生はすすり泣きながら見じろいだ
恥ずかしさでどうにかなりそうだった
ブラウスのボタンが一つずつ外されていく
はだけたブラウスから
品のいい柄の下着が弥生の豊満な胸を覆っていた
マスターの掌が弥生の胸を揉みしだいていく
「あぁ…んっ…んふぅ…やめてマスター…」
「弥生ちゃん…ブラの上から乳首固いのわかるよ…」
「いゃ…いゃぁ…」
触れるようにこねるように
執拗なくらいじっくりと
「はぁ…ん…んん…あっぁっあぁ!」
「弥生ちゃん感じやすいね…」
(胸…感じる…そんなにしたら…イッちゃう…)
