テキストサイズ

狼くんと羊ちゃん~空回り~

第2章 加速する感情

~憲人side~

ーやめろよ、けん、と

翔に泣きながら
そんなことを言われる

俺ー
何してるんだろ・・・
泣かせるつもりなんか
さらさらねぇのに

あぁ俺、いま
好きな人、翔を泣かしてる?

好きだから、止められなかったんだ
好きだから・・・・
お前がトラウマなのわかってるのに
止められなかった

俺、サイテーだ。


今すぐやめねぇと!!!!
そう思って、体を離そうとしたが


離すことが、できなかった・・・・

どうせ、どうせ
嫌われる

なら、これが最後なら

俺は翔に
またさらに激しいキスをした。
そして、ここが学校てことも
廊下ってことも

全部忘れて
翔を押し倒したー・・・・・・・



















ごめんな...












ごめんな、翔ー

ストーリーメニュー

TOPTOPへ