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狼くんと羊ちゃん~空回り~

第3章 軽蔑



考え事に
心を奪われていると

ドんっー!!!!

「ってぇ・・・」
翔が思いきり俺を突き飛ばした。
いてぇよ
ここまで強く押さなくてもいいだろーが!!!!

「いてぇよ!てめぇいい度胸だな!!!おいっ、!!」
俺が悪いはずなのに
翔を目一杯怒鳴ってしまった。



・・・

・・・・・・・気まづっー

と、俺の心情を
察してか察してないか翔から口を開いた。

「もう、良いだろ...
結局、お前と裕希はグルだったんだな。お前は、あいつらと一緒で、俺を傷つけるやつだ!!!!」

そう言い捨てて
翔は、走り去ってしまった。



一人残された俺は
翔がいった言葉が気がかりだった。

あの翔が「お前」ってたな。
絶対に怒らなかった翔が、始めて俺のこと軽蔑した。

傷つけたんだ・・・
俺が

しかも、裕希が絡んでるのか?
中2の時何があったんだよ!!!

あのときと同じ冷たい目をしてた

とにかく
いまの俺がすべきことは







翔に





近づかない、事だ。











はぁー








性格も




バレたしな







もう、あいつは







俺のことを









ほんとの目


で、






みてくれない。



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