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狼くんと羊ちゃん~空回り~

第7章 消毒ー・・・

ニヤッと笑う憲人が怖くて
俺は抱き上げられている腕から無理やり降りた。

・・・怖いって、憲人。

「何?お前、逃げてんの?・・・・あ~ぁ、せっかく優しくしてやろうと思ってたけど」

そういいながら、後退りする俺に
向かって近づいてくる。


もうちょっとでフェンスだ!!!
やべぇ、なんか分かんないけど、色々とやべぇ!!

ーガシャンッ・・・

と、遂に
俺の背中がフェンスにぶつかった。

その瞬間



「残念だなぁ、そんなに酷くされたいんだ。あぁ!?俺様から逃げたこと、後悔しろよ?」


ぇっ、ちょっやめろって!!!


そう思っている間に、俺の手は憲人に一まとめにされてしまう。


「翔。お前に今から、ほんとのお仕置きってやつを教えてやるよ笑」


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