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運命の誘惑

第7章 【声】になる

「岡田‥‥‥」



笑ってる岡田に何て言っていいのか‥


まさか‥


まさか岡田も同じように亡くしてるだなんて思ってもなかった。


…って、当然なんだけどさ‥。




そんな岡田に何て言葉を掛けたらいいのか戸惑いながら俯いてると




「なぁ?」


「へっ!?」



不意に声が飛んで来てビックリして声が裏返ってしまって



「何だよ、変な声」



クッと笑われて全身の血がカァーッと熱くなる。




「う、煩い!!あんたが急に話掛けるからでしょっ!?」




くそっ。

真面目に聞こうとした私がバカだった。






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