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運命の誘惑

第14章 クラスメート→友達

「また髪の毛グシャグシャなったじゃんっ!」

「あんま変わんねーじゃん?」

「あんたの頭もやってやろうか?!」

「寺島にされるなら何でも♪」

「~~~~ッ!!」


なんて、屋上を出て階段降りながらギャーギャー2人で言い合ってると


「岡田君ッ」


下の方から岡田を呼ぶ声がして。


2人して声がした方に視線を流すと‥‥‥。




――――あれ?



確かあの人‥‥。




視線の先にはサラサラのロングヘアーで羨ましいくらい綺麗な黒髪のお目目パッチリな色白の可愛い人が立っていて。




‥やっぱりそうだ!



ボールペン拾ってくれた可愛い人だ。





「えっ・・俺?」



岡田は首を傾げて“あんた、誰?”的な表情を浮かべて彼女を見下ろす。




「うん、岡田君。



あの‥ちょっといい‥かな?」




恥ずかしそうに頬を赤らめて岡田を見つめる彼女。





‥‥このパターンって‥‥‥。







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