無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「杏奈、これあげるから行ってきなよ。体が軽くなるかもよ～？」

同僚の加奈子からマッサージの割引券を渡されながら言われたのは最近の私をみかねてだろうな。

最近の私。

一ヶ月前に彼氏にふられ、

心の傷はほとんど癒えたけど

体は悶々とする日々。

そしてそろそろヤバイぞ、なお年で。

またまた上司の失敗をなすりつけられ。

私はもう疲れに疲れきっていた。

そんな時に結構ありがたいお言葉。

「ありがとぉ～～うっ…もうっ私…誰からも見放された感じでっううっ…」

号泣して加奈子の服に鼻水をつけ付き飛ばされたのは言うまでもない。