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従わない奴隷

第2章 20代、ユウリ


俺は
ユウリを助手席に乗せて
ある場所に向かった



「いらっしゃいませ~~」



「ようっ」



「な~んだ、ライキか」



「なんだとはなんだよ
客連れてきてやったのに」



「あ、あら・・・
女の子連れてくるなんて
珍しいじゃない

いらっしゃいませ」



と、ユウリに
笑顔を見せたのは

俺の姉貴だ



ココは姉貴の
やってる美容院



「清楚な
可愛い系にやってくれ

化粧もな

控え目な
清純系でよろしく

髪は
めっちゃゆる~い
巻き髪がいいなぁ」




「あ、あの・・

ライキさん、私・・」



何がなんだか
わかんねぇユウリは
助けを求めるような
顔、してやがる



「言うこと聞けっつったろ?

これ、俺の姉貴。

大丈夫だから
おとなしく
座ってろ」




「・・は、はい・・」



ククッ

なんか
面白くなってきたぞ




「えっらそうに

ごめんねぇ?

昔から
態度デカのよコイツ。


ま、
かわいくしてあげるからさ
こっち座って?」




「す、すみません・・・」




「姉貴

俺、他に
準備するものあっから
やっといてくれよな

んじゃ、あとで」





俺は

ユウリを姉貴に任せて

また車を走らせた






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